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<2>to be or not to be 2016/05/22 3:18 pm
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that is the question.と続きます。スペルが心配なほど英語から遠ざかっております。じゃ、日本語でというと、これ有名なシェークスピアの『ハムレット』の主人公のセリフ、いろいろに訳されていまして、手元にある本多顕彰訳では、「長らふべきか、死すべきか、それは疑問だ」(新潮文庫)となっていますが、一般には、「生きるか死ぬか、それが問題だ」で知られていますね。
 私事ですが、私の少年期はハムレットに憧れる演劇少年でした。それで文学座の芥川比呂志の知的な、そして大学に入ってからは、俳優座の仲代達矢の華麗なハムレットに魅了されたものです。
 さてこの芝居の名セリフは、人間の根源的な問いかけでもあると思うのです。それは、自己の存在を問う場合もあれば、生涯において幾度もない岐路に立って、己の決定を強いる場合もあるでしょう。
 ところで、政治思想家丸山真男(1914〜96)によれば、近代は「である」の価値から「する」価値への移動から生まれたというのです。たとえば、近代のキーワードの一つ、自由は「である」ことに安んずることなく「する」ことによってのみその存在が保障されると。なるほど、近時揺らぎつつある憲法でも「(自由及び権利は)国民の不断の努力によって保持しなければならない」(第12条)とあります。
 そこで丸山はこう言います。「ハムレット時代ー17世紀初頭ーの人間にとって、to be or not to be が最大の問題であったとするなら、近代社会の人間は、to do or not to doという問いが大きな関心事になったといえる」。もちろんこれはセリフを借りた比喩です。
 そして、to be(である)の価値が人間の意識からかけ離れるというものではありませんが、この丸山のことばから半世紀が経って、はたして日本の社会はどれほど進展したでしょうか。(了)

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投稿日: 2016/05/22 18:46  
 Re: <2>to be or not to be
右近さんお久しぶりです。
最近ではムヒカ氏の。「人生は歩み続けることに意義があるのだ」という言葉が心に残っています。
また前法王のヨハネパウロ2世が「平和は戦いとらねばならない」と言っていたこともそうです。

とりあえず、格好悪くとも生きていくという事が私に課せられたことだと考えています。

投稿日: 2016/05/22 21:02  
 Re: <2>to be or not to be
beからdoへ。そうである価値からそうする価値への転換ですね。思うに、これは自由と平等に深く関連していてこの転換は個人の責任が重いんですよね。
日本は、そうである価値の志向が非常に強く、そうする価値のいいところ取りだけをしているので、そうである価値に根差していた時代に比べて、進展したといえるかどうか疑問が残ります。
一方で、最近は、いわばto be as well as not to beとかto do as well as not to do という、在ると同時に無い、行うと共に行わない、といった内面のゆらぎが現実と強く関係するのではないかと思ったりしています。

投稿日: 2016/05/23 15:31  
 Re: <2>to be or not to be
 アスカルさん、ありがとう。
 あなたの卓見には教えられます。
「個人の責任」はまさにそのとおりだと思いますが、
日本ではまだまだ個人主義が成熟していません。むしろ曲解する向きが多く、一部の権力者は、それを攻撃の材料にしています。
 一方で若者たちの間に新たな個人意識の萌芽が起こり、期待しているところです。右近

投稿日: 2016/05/23 15:36  
 Re: <2>to be or not to be
 はせひろさん、コメントありがとう。
 「歩み続ける」ことは、よりよく「生きる」ことなんでしょう。
 じっとしていては、人権も維持できず、平和もやってこないですよね。
 またよろしく。右近
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