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 今回は有名な言葉ではありませんが、小説の中にあります。
 傷心の旅に出た「私」(旧制一高生)は、伊豆で旅芸人の一行と出会い、一座の十四歳の踊子と心を通わせます。それによって「孤児根性」と卑下していた自身の傷が快癒されたというお話が、伊豆の風物と共に描かれる、美しい青春の抒情、それが川端康成の名作『伊豆の踊子』(1926年)です。
 芸を売り体も売らんかなという大人の一行にあって、一点の穢れも知らぬ妖精のような踊子との出会いは、旅という二次元の舞台でこそあり得たのだと思います。当時は、物乞いと同等に蔑視された芸人と
エリート学生とでは、彼我の身分差は明らかです。が、作者はそれを自然との一体の中で融合させました。
 「私」と一行は幾日か一緒に旅をし、すっかり親しくなりました。一行が山道で休憩しているとき、「私」のことを女たちが話題にしている中で踊子の言葉を耳にしました。それが冒頭の「いい人は、いいね」です。
 コマーシャルにしてもいいような、というと俗っぽくなりますが、これほど端的に人を評する言葉もないですよね。いい人はいいに決まっているでしょうが、なにげなく言った少女の言葉には、その人柄のように清らかな趣があります。言葉は人によって決まるのだと思います。
 余談ですが、ちかごろのドラマや小説のなんとお喋りなこと、説明が多すぎて、冗長ですね。川端康成のような世界はもう古いのでしょうか、笑。(了) 

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投稿日: 2016/09/26 05:23  
 Re: 「いい人は、いいね」
こんにちは。
私もこの言葉、好きです。右近さんみたいですね。

私も過去のブログで書いていました。
良かったらお読みください。
http://communes.jp/blog/details.php?blog_id=5708&user_id=13962

投稿日: 2016/09/27 16:32  
 Re: 「いい人は、いいね」
あなた、この言葉の先客ですね、こんなささいな?ことばを思い出せるなんて、さすが読書家ですね。いえ、ボクは、タイトルどおりファイルからですから。

あなたの近くにも、いい人はいるんですね。
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