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秋分の記 2017/09/23 11:08 pm
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さてと、3か月ぶりである。
一度逃すとと二度と掴むことのできない、かの有名な**運命の女神の前髪**のごとく、機を逸した者には やり残しの課題が山積みとなり、それに比例して敷居は高くなる。かくして、3か月の間に溜まりに溜まった経験と写真を前に呆然とし、そして投げ出してしまうわけである。

そんなわけで、前回のネタが「梅雨入りがどうのこうの」であったにもかかわらず、次のネタは秋分...つまり、 夏がごっそり抜け落ちる 訳である。あまりの仕打ちに**夏に報復されそう**な雲行きだが、ここは知らん顔して見て見ぬふりである。

さてと。なぜ、3か月に及ぶ自堕落な生活に見切りをつけ、またぞろこんなにも読みにくい文を書きにノコノコと現れたかというと、もちろん、ご想像の通りである....と、**居もしない読者の想像を妄想する**痛い姿で恐縮だか....、とにかく、自明なのである。そう、あの花が咲いたからに決まっているのである...。

そんなわけで。秋の訪れを寿ぐ、清冽で可憐な大輪が、空に向かって真っすぐと伸び、その一部を掴み取らんばかりに花開くのである。



独断と偏見に基づいて、秋の色:赤。
12月のポインセチアに至るまで、とりどりの赤が、山を川を町を庭を、彩る。夏に盛るトマトの赤も魅力だが、秋の主役は今これからのご登場である。

その魁に、私は、彼岸花、君を挙げる。
私の大好きな花、彼岸花。
一本立ちの立ち姿、さざなみのような群生、はかない姿、孤独と清冽、凛。
燃えるような赤に、火そのものの咲き姿。昔から、彼岸花の咲く姿に、どれだけ心動かされたことでしょうか。




赤が基本の彼岸花だが、園芸品種は無数に存在する。色も、形も。




黄色い彼岸花は、最近、街中でもよく見かけるようになり、かなりメジャーな立ち位置となっている。これらの彼岸花の園芸品種..まとめて「リコリス」というが、花火のような独特かつ繊細な立ち姿に、昔から強く惹かれた。

炎のような形が縁起でもなく、さらに、球根が有毒であることから庭で育てられることは少なかった彼岸花だか、最近はよく見かけるようになった。我が家の近所にも、個人宅で素晴らしい赤と黄色の群生を育てているところがある。
実家の猫の額庭に10年以上前に植え始めたリコリスだが、分球して少しずつ増えてきたものの、まだまだ群生と呼ぶには程遠い。さらに、花期はあまり長くないため、忙しいことが多いこの時期、盛りを見逃すことも多々ある残念な状況である。
私の生ある内に、本物の群生が庭を埋め尽くす姿を見る日は来ることでしょうか...。



多様な色が増えてきたリコリスだが、結局、私は一番ありふれた「赤」、この彼岸花を選ぶ。
溢れんばかりの赤、これからの秋を先駆けるのである。

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