安心な情報交流サイト
サイト利用料は無料です。
ご自由にお楽しみ下さい。

 
 

掲載の基準は投稿ルールをご覧下さい。画像や動画の貼り方はヘルプをご参照下さい。

現在 792万人 登録

詳細 7,920,598名
2024/04/28 現在
 
1993年創設       メールフレンド専門サイト       健全で安心

フラット表示 <<<前の話題 | 次の話題>>>
投稿者 掲載内容
掲載日時: 2007/11/28 10:32  
ベテラン
 美しい日本語(?)
言葉の多様さや方言を重んじる傾向が見られる井上ひさしさんは、調べてみると出身が山形県東置賜郡小松町(現川西町)。私は、岩手県盛岡市出身の女優、長岡輝子さんの昔話の朗読を聞いて、炉辺で話を聞いているように、話がジンワリと聞き手に入ってくるような暖かさを感じたことがあります。

方言の豊かさを思うと、よく言われる「美しい日本語」とか「日本語の乱れ」というのは、何をもって「美しい」とか「乱れていない」というのか、なんだかあやしいものに思えてきます。

もちろん、方言にもけんかをしたりののしったりするときに使う、いわゆるきたない言葉もあるはずなので、方言それ自体に美しさや価値があるということではないのです。

「方言」という言葉も中央に対する地方の言葉ということですが、地元の人にとってはそれが標準語であるはずです。その土地で代々、生まれたときから使っている言葉で語るということは、公用語に翻訳しない、素のままの自分が出せるということになるんではなかろうか。

これは、英米語を話す人は英米語を勉強しなくてもいいが、そうでない国の人は、英米語を習得するために多大な努力しなければならないのと似ているところがあるように思われます。地方の人が東京に移住して働くときに、東京弁を基準にして作られた公用語に合わせなければならないという精神的ストレスが生じるのは珍しいことではありません。

こう考えてみると、「美しい日本語」というのは、正確には「公用語としての美しい日本語」ということじゃないでしょうか。「美しい日本語」をうんぬんするセンセーがたはもっと言葉を大切に扱ってもらいたいと思うのです。

「美しい日本」という表現もくわせものでした。ちょっと吟味してみないと、ころっとだまされます。言いだしっぺが美しくない格好で辞めてしまいましたから、さすがにこの論議は今のところ下火になったような感じではあります。
フラット表示 <<<前の話題 | 次の話題>>>

タイトル 投稿者 日時
 » 美しい日本語(?) アモ 2007/11/28 10:32
     Re: 美しい日本語(?) ほのか 2007/11/29 03:54

Communes Social Network Service since 1993. All Rights Reserved.