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投稿者 | 掲載内容 |
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掲載日時: 2009/08/04 01:55 |
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ベテラン |
いつもありがとうございます。
引用: He (is) imagine ヒマジン もう絶好調ですね! Macに付属の辞書によると 引用: Computing -- not physically existing as such but made by software to appear to do so : a virtual computer. See also virtual reality. この特殊な意味から「ヴァーチャルな世界」のように拡大解釈され、カタカナ礼賛も荷担して、第一義が無視されたのかもしれません。virtual自体の語源はvirtueと共通で、それ自体に価値のあるものですね。 前にも投稿させていただいたように、近頃、特に関心があるのが、虚言、虚飾、記憶、認知症などに関することです。一例として、 引用: 虚言症 -- 過去の事実、自己の境遇などを空想的に潤色・変形し、自ら虚言と現実とを混同する病的な精神・心理状態。自己顕示的あるいはヒステリー的性格異常者に見られる。(広辞苑) 深刻な性格異常者とまでいかなくても、類似の実例が多いことは各種の詐欺事件の発生からも伺えます。もっとも、犯罪者は広い意味で性格異常者ということもできるのですが、加害者保護の立場から「責任能力」ということが不当に重要視されているようで気になります。「私は殺すつもりはなかった。私の中の悪魔が殺せとささやいた」なんていうのは顕著な例です。こういうことから責任能力がないと見なされ、無罪放免になるのでは被害者はたまったものではありません。 ほのかさんも指摘した「アイドル・偶像崇拝」も自己顕示欲という観点から興味深いものです。アキバなどでの無差別殺人も自己顕示欲の延長にあるのではないかと思います。 これほどに罪深いことと同列におくつもりはありませんが、商業ベースのアイドルまたはそれに準じる有名無名の集団におけるいわゆる「カリスマ(いやな言葉ですが)」的存在によるブログなどにも特殊な自己顕示欲を感じます。厳密な意味では、我々の個人的なブログなどの公開投稿も自己顕示欲から逃れることはできないのです。しかし、大小のアイドルによるブログは、我々のささやかな楽しみとはずいぶん趣が異なるように思われてなりません。上例の辞書の説明に含まれる「虚言」と「自己顕示」というキーワードを切り離すことができないのです。 大小のアイドルは、実際に言葉を交わしたり触れ合ったりする集団から注目されていることを意識していますから、少なくとも結果的にマイナスイメージをもたらすような内容やリンクを投稿することはありません。たとえマイナスイメージになるような情報があったとしてもそれをうまく虚飾でくるんで自分にとって有利になるように記述するのではないでしょうか。大小のアイドルは、集団の中では常に輝く存在であり続けなければならないので、虚実とり混ぜて最終的には自身のイメージが高まるよう、意識的・無意識的に努めるのだろうと思います。よく言えば楽天的とか前向きとか自賛することも可能ですが。 我々のような一般人ももちろん嘘をつくことがあります。しかし、少なくとも良心的な一般人は嘘をつくと良心が痛むのです。これに対し、自己顕示欲が強く、虚言症の傾向のある者は、嘘をついても良心が痛まないのです。なぜなら、彼ら・彼女らにとっては、それは嘘ではないのです。虚言者がそれを意識の中で実際に嘘とは認識していないのか。それとも本心では嘘と認識してはいるものの、それを独自の論理で嘘ではないと外に向かって説明するのか(自己顕示欲のために)。興味の尽きないところなのです。 |
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タイトル | 投稿者 | 日時 |
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“ヴァーチャル virtual”という単語 | アモ | 2009/08/03 02:39 |
Re: “ヴァーチャル virtual”という単語 | ほのか | 2009/08/03 18:49 |
» Re: “ヴァーチャル virtual”という単語 | アモ | 2009/08/04 01:55 |
Re: “ヴァーチャル virtual”という単語 | MAR(まあ) | 2009/08/04 11:47 |
Re: “ヴァーチャル virtual”という単語 | アモ | 2009/08/04 14:33 |
Re: “ヴァーチャル virtual”という単語 | ほのか | 2009/08/05 00:12 |
Re: “ヴァーチャル virtual”という単語 | アモ | 2009/08/05 20:55 |