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ブログの方に少し書いたけれど、本日は30分ほどバラ園に行くことができ、久しぶりの**懐かしい面々**と再会できた。見目麗しい花の形もさることながら、濃厚な香りがまだ鼻の奥に残っている。オールドローズに特有なダマスク系の香りから、フルーティー系、ブルー香(*注)など、単品でも極上の香りが、複雑に混ざり合って鼻を攻めてくるわけである。思い出すだけで頭がクラクラするほど、めくるめく世界から何とか生還。
(*注: 多くの青系のバラが放つ、極めて濃厚で甘酸っぱい香り。こんな感じのバラ(写真左、花名はブルー・ムーンなど)を見かけたら、是非その香りを嗅いでみてほしい。)
さて。その後、バラ園というファンタジックな夢の国から、実家の猫の額畑という、泥臭く小規模な日常に移動した訳だが、そこもまた、私にとっては**楽園**の名に値する、愛しい生命の塊だ。 ...ただし、待っているのはいつだって、徹底的に現実だ。GWのお出かけ中には世話することすらできなかった、発芽したばかりのトウモロコシの芽が鳥にほじくり返されていたり、小さい苺の実が**行方不明**になっていたり、畑の一部が野良ネコに掘り返されていたり、キュウリの葉が害虫に穴だらけにされていたり...と、現実はいつだって、夢の国とは程遠い。 それらもひっくるめて、この、狭い狭い楽園で、ゴソゴソ動き回るのが好きなのである。
まだ実家で生活していた頃、いくつかのバラと、いくつもの植物を育てていた。その中に、暖地桜桃(暖地サクランボ)というのがある。一般にサクランボは、寒い地域を好み、愛知などの**クソ暑い**場所ではよく育たない。また、異なる品種を混植しないと実付きが極端に悪いのも、サクランボの特徴である。そんな、クソ暑い地域で、混植などする広さもない人の救世主が暖地桜桃である。名前の通り、暖かくても育ち、一本の木のみで実も付ける。 そんなわけで、若いころの私は、嬉々として暖地桜桃を育てたのである....鉢で。
世話する者もいなくなった実家で、すぐに枯れてしまうだろうと踏んでいた鉢植えのサクランボの木。鉢だって、そんなに大きくはない。それなのに、耐えるのである。実家を出て何年も経つ私がびっくりするほど、その、うち捨てられた小さな暖地桜桃は、ほんの少しだけ桜を咲かせ、ほんの少しだけ実を成らせ、完熟する前に鳥に食べられてきた。恐るべき生命力。(写真中は、今年の蕾。どこかの日記に載せたかな)
そして。本日発見した、暖地桜桃の実。7〜8個なっている。どれも、完熟(写真、右)。この小さな木の、あまりの健気さに、今年は鳥のお目こぼしがあったのか。ずいぶん美味しそうな、実。そして、食べてみると、(もちろん佐藤錦なんかには及びもつかないが、)きちんと日本のサクランボの、あの甘酸っぱく儚い味がする。
宝はいつも、足下に、気づかないように転がっているのかもしれないですね...//
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投稿日: 2017/05/22 02:35 |
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Re: 実りの記 植物が環境に合わせて生きる道を摸索する 見習いたいです
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投稿日: 2017/05/23 00:51 |
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Re: 実りの記 蛍野光さん コメント、ありがとうございます。 植物を見ると、本当に柔軟に、環境に適応しているんだな、と、感心することがあります。 でも、同じように動物、特に、人間も、環境に自分を合わせながら、なおかつ、少し環境にも良い影響を与えながら一生懸命生きている人たちがいます。
植物に見習いたいという蛍さんは、実は、しっかり環境に合わせながら強く生きていると思います。 でも、あまり自分に負担をかけすぎないでくださいね〜m(_ _)m
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