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ちょっとズルいのである。 多くの野菜は、種から育つ。そして、種から育てる野菜は、種まきの後、芽吹きから苗の成長を経て収穫まで、結構な時間がかかる。芽吹いたばかりの苗は弱く、水が足りなければすぐに枯れてしまうし、豆類など、芽吹いてすぐに...あるいは、芽吹きすらする前に鳥に食べられたりする。週末農夫だと、何度も何度も蒔きなおさないと苗の数がそろわないことも珍しくないし、連作障害(*注)のため、そもそも種から育てるのに適さない猫の額畑もある。
だが。必要は発明の母である。特に、「夏野菜を手軽に育てたい」という需要は多く、連作障害も何のその、ほぼ、**植えて水と肥料やっておけば何か採れるよ♪**的な強い苗が次々に開発され、売り場をにぎわしているのである。もちろん、猫の額畑に住む私のような、なんちゃって農夫にとって、これらは救い主である。
そして、実感するわけである。 ちょっと、ずるい。これらの苗は、ずるいくらいにお手軽である。確かに土の下準備は前々からしていたが、植え付けたのは一か月少々前。そして、初収穫が、本日である(写真左)。 トウモロコシやインゲン豆など、種から育てている野菜もあるだけに余計に感じる、接ぎ木苗の持つ絶大なるお手軽感。
そんなわけで、若干の後ろめたさ(?)と ほろ苦さを感じつつ味わう、今シーズンの初キュウリでございました...// ...とか言いつつ、ほろ苦かった理由はもう一つ。つまり、週に一回しか実家畑を訪れられないため、なかなかジャストなタイミングで収穫できないのである。キュウリの場合は「採り時」が短いため、大概、まだ小さいうちか、ヘチマ並みに大きくなったところで食べることになるわけである。 写真は、まだ少し小さいため、少々の渋み感が、ほろ苦さを増幅するわけである。
さて。季節は初夏へ。 まだ実家に居た時に植えた枇杷の木が、良い感じに実を色づかせ始めた。これもなかなか採り時に居合わせない昨今ながら、試し採りした実は、まあまぁの甘さ。実りの季節は、楽しみもひとしお。
ところで。時期外れの見切り品を安く買ってみたため、**とっくの昔に実りの時期が来ている**にもかかわらず、まだのんびりと一番花を咲かせている能天気な奴もいるのである(写真右)。 そんなわけで、まともに収穫できるかどうか若干不安ながら、時期外れの苺にも少々期待しつつ、今年の収穫の時期、開始である...//
*注 連作障害: 同じ科の野菜を同じ場所で連続して育てると、養分の欠乏や病原菌などの影響で、ろくに苗が育たなくなること。例えばナス科の場合、ピーマン、ナス、トマトは全部同じ科になり、次の年はこれらは同じ場所に植えられない。連作解消のための休耕期間は種類によるが、3-5年といわれ、**猫の額畑**では絶望の年数である。連作解消のための最も手っ取り早い手段は、接ぎ木苗を使うことである(苗の価格は倍以上になるが)。もちろん、種から育てる場合、この方法での障害回避はできず、土の消毒など、手間のかかる作業が必要となる。
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投稿日: 2017/05/29 00:11 |
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Re: 初採りの記 花屋に並ぶ値引きになった苗を買って生き返らせるのが好きでした 野菜は収穫出来るのですから達成感有りますよね
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投稿日: 2017/05/29 01:22 |
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Re: 初採りの記 蛍野光様: コメント、ありがとうございます〜。 ぁ、その、弱って値引きされた苗を復活させるって、花が好きな人とかよくやるんですよね〜。ほとんど枯れかけてるような苗でも、上手な人は、見事に復活させますもんね。
そういう人は、技術だけじゃなくて、たくさんの愛情を注いで、丁寧に世話をしてるんだと感じます。
蛍さんは、そんな風に仕事にも向き合っているのかな、と、ちょっと実感したような素敵なコメントでした。 ありがとうございます...m(_ _)m
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