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投稿者 | 掲載内容 |
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掲載日時: 2009/07/20 20:53 |
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ベテラン |
コメントありがとうございました。hideさんのような若い世代に意識を持っていらっしゃる方を知るのはとても心強い限りです。
一般に、何となく戦争っていけないということは分かっているんだけど、あまり深く追求しないですね。教育現場もどちらかといえばくさいものに蓋という環境があるのでしょう。そうでなければ、少なくとも戦争を肯定するような内容の教科書が検定対象になることすらないでしょう。戦争経験者であっても思い出したくない、語りたくないという方も多いのかもしれません。 引用: 原一男 監督(ドキュメンタリー監督)の「ゆきゆきて、神軍」 地上戦が行われた唯一の例外である沖縄を除いて、日本本土に対しては最終的な原爆を含め、空爆がほとんどだったでしょう。想像するに、ごく稀な例外を除いて、空から爆弾を落としたり機銃掃射する機上の戦闘員の顔は識別されることはないでしょう。これに対し、三光作戦に代表されるような地上戦では、兵士個人が面と向かって想像を絶する方法で多くの非戦闘員を含む現地人を直接に殺傷するわけです。生き残った被害者は、その兵士の顔や姿格好、声を決して忘れることはないでしょう。一般に、加害者は加害の現実を忘れやすい、忘れたいという傾向があるのに対し、被害者は、加害者の想像以上に被害の事実を忘れることはないでしょう。戦争という状況であればなおさらです。 日本の場合、終戦と同時にいとも簡単に親米に向かったのは、米国の統治政策がうまかったのかもしれませんが、被害者である日本人の多くが、ナマの顔をもったアメリカ兵に直接に殺傷されたのではないということにも関係があるのではないかとよく考えます。 体験者がいなくなった後代に求められるのは想像力だというような内容を何年か前の原爆記念日に大江健三郎氏が語っていました。「現実主義」という美名の元に不幸な方向に想像力をたくましくする勢力が拡大しないよう、可能な限りの場面で地道な努力を共に続けていきましょう。 |
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タイトル | 投稿者 | 日時 |
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戦争映画 | アモ | 2009/06/24 02:44 |
Re: 戦争映画 | hide | 2009/07/20 19:24 |
» Re: 戦争映画 | アモ | 2009/07/20 20:53 |
Re: 戦争映画 | hide | 2009/07/21 02:43 |
Re: 戦争映画 | アスパラ先生 | 2009/07/21 06:48 |
Re: 戦争映画 | アモ | 2009/08/14 14:22 |
Re: 戦争映画 | アスパラ先生 | 2009/08/14 17:26 |
Re: 戦争映画 | たろ | 2009/11/11 14:57 |