ほのか
オフライン

古いipodなのですが、公式アップルのオンライン修理に出そうとしたらダメでした。もともとアップルのオンラインショップで購入した商品なのですが‥‥

有料でもいいので修理したいと思うほど気に入っていたモデルなのですが、もう古い機種だから修理は出来ないうオンラインの回答で突っぱねられました。

ビンテージとかレアオールドといえば、むしろハクがついて高そうな高級品というイメージがあり、新しいものでなければ直せないパソコンショップであれば、どれだけＫＯＲＥＡなんだ？って感じもしますが・・

iphoneやipodそしてipad・・・聞けば以前のモデルは９０％以上が韓国品らしいし、アップル製品は今後は消費者として考え方を見直したほうがいいのでしょうか？

少しくらい高くても（２万円くらいまでなら）直して長く使いたかったのですが、なんだかとても残念な対応でがっかりです。それでいて、アップル公式ショップではバッテリーをメーカーで交換したリファービッシュ品は９０００円で売ってるのに、なんだか悔やまれます。日本人であれば、気に入ったのであれば、今使っているものを愛着もって長く直して使いたいわけで・・・

ipodは自分で分解もしたことはありますが、さすがにネジをつかうわけじゃないので、うまくできなくて失敗した経験があるので、高くなってもアップル公式ショップで直してもらいたかったのですが・・・何かよい解決策は無いでしょうか？（近くのいきつけのＰＣショップでは、分解電池交換もしてくれるそうですが、classicipodであれば、どうしてもリアパネルがはめ込み筐体なので交換しないと歪みがでる・・・とのことでした・・・レーザー刻印もしてあるので・・・公式サイトをみれば、新しいipodであればレーザー刻印をしなおして新品同様に修理してくれるとあるのですが・・・たった５〜７年程度で直してもらえないなんて、かなりガッカリですね）

あのマイクロソフトのXPでさえ２００２年の登場が２０１４年の１２年間もサポートしていたというのに・・・

パソコンドクター
オフライン

古いモデルは有償修理も対象外になりますね。
ビンテージ扱いが５〜７年で、それ以後はノンサポート。
私の修理工房センター（鶴岡市：須藤総研）や私の運営するパソコンショップ「コスモス」でもipod classicの修理のお客様が今だに来ますが、バッテリー交換で全バラすると底面ケースやフロントパネルに若干のゆがみが生じます。一体型のはめ込み式のアルミ（非磁性）なので仕方ないですね。あかなくなった弁当箱に、ふたの隙間に治具を突っ込んで無理やりこじ開けるのと同じですから、どこかしら「小さなゆがみ」が出ます。

ただ、システム解析の結果からipodのファームウエアのバッテリー管理ユニットについては、インストールするパソコンによってバッテリー管理性能が大きく異なることは当社研究で判明しています。

ipodをitunesに接続すると「フォーマットタイプ」が見られると思いますが、Windows（NTFS）でフォーマットされた場合は、Macintosh（HFS+）フォーマットと比較して数倍も早くバッテリーが消耗します。

Windows < Macintosh

１００台くらいのバッテリー交換の修理記録からみても、１０分でダメになるipodのほとんどがWindowsフォーマットで、これをMacintoshフォーマットに変更すると２時間も電池が持つようになった事例がいくつもあります。

手順としては、ipodをMacに接続し、itunesから復元ボタンを押して初期化するだけです。自動的にMacintoshフォーマットで初期化されます。その後は、接続したMacで充電したり同期したりして、チャージや放電（再生プレイ）を数回ほど繰り返して見て下さい。（もっともバッテリー素子が本当に劣化していればダメですが‥‥‥）

もっとも、この場合は、音楽コンテンツを同期させるためには、お使いのパソコンをMacにしなければ音楽を転送することが出来ませんが、ファームウエアにそうしたバッテリー管理プログラムとフォーマットタイプの相性が存在することは事実のようです。おそらく「滑り」の一種でしょう。（ファームウエアプログラムのマッチングによるバグで回帰処理が生じ、バッテリーが無駄に消費される状態。iphone4sやiphone5やiphone5sでもよく見られるバッテリー消耗現象ですね。）

＜＜この性能の差が確認されているモデル＞＞
・ipod スクロールホイール
・ipod Video（5th）
・ipod Classic（全機種）

バッテリー交換であきらめてしまうまえに、フォーマットタイプの変更を考えてみるのも手でしょう。ビンテージ品の修理依頼（１万円〜）をしなくても、中古のMacをヤフオクで買って来る方が安いこともあります（数千円）

時代的背景からも、firewireだったスクロールホイールからDocコネクター（iphone4まで採用されていたアレ）に変更され、もともとMacフォーマットだったFireWireからＵＳＢタイプへ、その後、Windows互換へのUSBへの変更時期がこれらipod videoとipod classicの時代に相当し、ロジックボードの基本設計（特にHDDリーディング系）がマックのMacintosh HFS+フォーマット専用に特化されていることが回路からもうかがい知れます。ipod classicまではマック専用を無理やりWindowsにも当てはめて無理が出てしまい、Windowsで使うと電池が劇ベリするということも考えていいのかもしれませんね。電池交換の前に、スベリ（スリップダウン）が生じていないかチェックしてみると良いでしょう。