ほのか
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レンタルサーバーなどでよく見かける「ＸＥＯＮ」というＣＰＵですが、何て読むのでしょうか？　秋葉のネット通販やパソコン屋さんなどでも見かけるようになり、販売店のスタッフの人に聞くと「ジーオン」と言ったり、ネットでは「ジオン」と言うようなことが書かれていますが、サーバーセンターの人に聞くと「キセオン」とプロの方々が言ってます。　サーバービルドした人とか古株のエンジニアさんたちは自信をもって「キセノン」とか「クセオン」とか言っているように聞こえます。海外のYouTubeの動画でも、ジーオンと聞こえることもありますが、キセオンと言ってる方もいるように聞こえるケースもあります。サーバールームのバリバリのプロは「キセノン」と言い、若手の販売店の方やパソコンマニア風の方は「ジーオン」と言ってるように海外動画サイトでもそのように発音が聞こえます。

本当はどれが正しいのでしょうか？
「ジーオン？」「キセノン？」

販売店情報ではなく、公的機関などが認めるような正確な発音は何なのでしょうか？

ご存じの方おられたらお願いします・・・・

パソコンドクター
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結論から言えば、公的機関「日本特許庁」では、米国インテルから正式に「キセオン」（キセノン）として公称するように登録認可されています。つまり「キセオン」が正しい発音です。しかし、販売店などでは「ジーオン」と言ってます。メーカーの方々も、いわゆる「しゃれ」としてジーオンと言うことがありますし、日本の某ＩＴ専門誌でも「ジーオン」と書かれたこともありますが、特許庁では正式に「ゼオン」「キセオン」「クセノン」と呼称することで登録認可されています。

ですので、正式には「キセオン（キセノン）」が正解です。まさかインテルが自分で登録しておいて、既に忘れた、なんてことは無いでしょう。あの天下のインテルですから、インテルの社員すら呼び方を知らなかった？ということはあり得ないでしょうから、「ジーオン」は、いわゆる業界人の洒落た言葉遊びの発音ですね。

特許庁・登録商標データベース
ＸＥＯＮ　商標登録（クリックで詳細表示）　開いたら「キセオン」で呼称検索を

呼び名を含む存続期間の満了　平成２８年ですので、それ以後であれば、商標を存続させないのであれば「ジーオン」に呼び方が変わるかもしれませんね。もちろん、商標登録は発音方法まで規定しているわけではありませんから「ジーオン」が必ずしも「明らかに間違い」とは言いきれませんが、しかしながら、少なくともインテルが特許庁へ申請した「呼称・参考発音例」には「ジーオン」はひとつもありません。

インテルが登録した参考呼称のひとつは、まぎれもなく「キセオン（キセノン）」です。「ジーオン」でも「ジオン」でもありません。

なお、余談ですが、日本ゼオン株式会社様（古河グループの化学メーカー）が、似たような呼称で「ＸＥＯＮ」をベースに「ジーオン」で申請したことがあるようですが、残念ながら拒絶になっています。発音を変えて「ジーオン」で申請しているのですがダメだったそうです。呼称は参考なので必ずしもその通りに発音しなければならないわけではありませんが、呼び方を特許庁が勝手に決めるわけではありませんで、インテル社が担当を通じて日本における呼び名を登記していますので、その中には「ジーオンは存在しない」という点と、インテルが登録した呼び方のひとつに「キセオン（キセノン）」が存在することは明らかな事実です。

でも、まあ、ここは、それらを知った上で（キセノンが正解！）、あえて大人のシャレで「ジーオン」と言っておいた方が「賢い大人の対応」でしょうね。長いものには巻かれろといえば、特許庁の方が国家組織ですから「いちばん長いもの」ですが、まあ業界のシャレに便乗しておくと幸せになれると思います。