認知症の方の中には洗面所に一緒に行っても歯磨きをしようとしない。
必要な物は全部目の前に出したのに、一向に歯を磨こうとしない。
有りますよね。
歯ブラシを握ろうともしない所か洗面所にも行こうとしない。
色々なパターンは有りますが、その多くは理解出来ない事。
しかし、理解出来ない自分が歯がゆいし、理解出来ないと思われたくもない。
「ぁあああああ」ってなってしまうのでは無いでしょうか？
どこから理解出来ないかは人によりますので良く見守りましょう。
「歯磨き行こう」からなら「少し付き合ってね」と誘います。
洗面所に着いてから「磨いて」からの拒否なら
洗面所の前に出来るだけ何も無い状態にして
入れ歯入れだけ出して「入れ歯外して」
入れ歯を横に隠してコップだけ出して「うがいをして」
コップを受け取り歯ブラシだけ渡して「歯を磨いて」
この様に目の前に有る物だけに集中してもらい後は同じ様に最後までやってみてください。
歯を磨こうと言う一連の動作は理解出来なくとも目の前の１つだけに集中すると以外にスムーズに出来たりします。
出来た時は「お母さんまだまだ自分で出来るね」と笑い掛けてあげてくださいね。
介護のお役にたてたら幸いです。